ユネスコ世界文化遺産に登録されているペルー・ナスカの地上絵。その地上絵を観測できる新しい観測塔「ミラドール」が完成し、贈呈記念式が3月20日、都内の駐日ペルー大使館で行われた。
ナスカの地上絵は、リマから南へ400キロ離れたアンデス山脈と太平洋沿岸に挟まれた砂漠地帯にある巨大な地上絵だ。
紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化の時代に描かれたもので、動物や植物をモチーフにしたと思われる具象図や幾何学模様のものなどが発見されている。大きさは数十メートルから数十キロメートル近くになる大きなものまであり、これまで発見されたものの他、山形大学人文学部付属ナスカ研究所の設立後、さらに調査が進み、ナスカ時代よりも古いパラカス期(紀元前400年~200年)の地上絵も発見されている。 (ペルーニュースより)